2013年12月25日水曜日

なんかきもちいい。を考えてみる。

今日は、お仕事で研究室を拝見させていただくために、信州大学に行って参りました。


繊維学部です。

感性工学といって、
柔らかいとか気持ちいいとか、感覚的なものを機械でちゃんと測って、比較することができます。



タイムマシーンみたいだ…



3000万倍だったっけな…
酸化チタン…って言ってたかな…



設備の整った素晴らしい研究室。
いいミシン、裁断機、CAD!
ああ、住みたい。



完全無響室
(音が周りのスポンジに吸収されます)



からの




残響室(エコーかかります)



この辺は、自分の仕事関係ないけど、
かっこよすぎて、
すごくテンション上がりました。



打ち合わせも左脳的で、新鮮です。



工学素人の私にも、丁寧に細かいところも説明して、見せてくださって、嬉しかったです。



言葉で伝えられない、でも、確かにある何か。
頭の中にあって、現実にはまだない何か。

そういうとこを、
形に、数字に、可視化したい。
伝えたい、伝承したい。

という気持ちはきっと、同じ。


2月発表のプロジェクトです。
今までにない感じの、挑戦してます。


PS.信州いったらお蕎麦です。

ではではっ

yumi



2013年12月19日木曜日

布をめぐる想い

今朝は雪ですね。


先日、浅草の  Amuse Museum  で
昔の庶民が着ていたものを見てきました。

そのひとつ、

ドンジャという、夜着、または布団です。

青森県のもので、中に綿が入ってなくて、全て小さなボロ布を刺して厚くしてあります。
このドンジャの中で、
父母子供は裸で温めあって眠るそうです。
ミュージアムでは、写真を撮るのも触るのも大丈夫なので、触ってみました。



ゴワゴワで重い布団。


でもおかげで夫婦親子は、仲良くできる。

ドンジャやボロ布と民具
ミュージアムにあるものはどれも、
時間をかけて大事に直しながら使っていたものでした。





寺山修司さんや黒澤明さんも衣装やセットで、ここにある本物の昔のものを使ったそうです。




ミュージアムがあるところは、浅草寺の近く。



スカイツリーも近く。



ついでに近寄ってみた。


さっきアミューズ・ミュージアムで、ドンジャや民具を見た後に、
スカイツリーショッピングエリアで感じるのは、

「豊かさとは。」

ひとりでキラッキラの12月のスカイツリー行ったからかもしれないけど、さみしさ強調。


そういった、わすれたくないものや話を、とても苦労され集められた、田中忠三郎さん。

著書の「物には心がある。」


本物の糧になる本。

ドンジャの他にも、様々なものが載っています。一つ一つ紹介したいくらい(そのうちに)

平民や貧しい人の装い、資料さがすの大変なんです。

以前、ミレーの落ち穂拾い衣装を制作した時に、生活や貧しい人が手に入れられる素材を調べたとき、なかなかいい資料がなくて。

ファッションという入口からだと、宮廷服のような豪奢なスタイルしか記録に残らず。

庶民の当たり前っていうのは、記憶。

文化人類学的なアプローチ。

最後は形をなくして小布になる循環。
形だけじゃないデザインを感じて、襟を正したミュージアム訪問でした。

生活と装い。
研究テーマ。


ではではっ

yumi


2013年12月16日月曜日

Cabinさんにお世話になります

北風ぴゅーぴゅーの八ヶ岳です。


新しくまた、BLANC(ブラン)をおいていただけるお店が増えました!
北杜市長坂町の   Cabinさん

お茶もできます。

ケーキを焼くいいにおい。
いや、本当たまりません。
理性飛びそう。

なんか冬って、
「自分にご褒美」
しやすいですよね。
クリスマスだし。
Cabinさん、ツリーもかわいいです。

冬はドライブが楽しくて、寄り道。
リゾナーレもアウトレットも近いのですね。

ヒマラヤ杉のぼっくり。
花みたい。
近くの身曾岐神社で拾いました。
この季節は、
キリリと冷えた空気の中、合わせた指先が痺れるほど冷たくて、祈りながら鼻先と唇で暖めてる。
ふぅふぅ。さむっ。

Cabinさん
よろしくお願い致します。

2013年12月10日火曜日

newメンバーとnewアイテムとブランの12月会議

ひさしぶりの雨の日です。

雨の日って外に出れないの、好きじゃない、けど、

なんか今日はいいー。静かで、暗くて。
北岳の雲の中

もしかして長野の方は雪なのかな。

遠くの誰かをおもうときは、寒くないかな、と思う。
心配より淡いなにか。


ところでところで、

昨日はニューメンバー

MAYU さん
TAMA さん

を加えて、6名のBLANC(ブラン)会議でした。

新しく縫ってきてくれたもの、
wool gaze byRUTUCO

コーデュロイとwool by YAGICO

巻きスカート(YAGICO)とサルエル(KINU)

ドレープ感あるショーツ(RUTUCO)と麻のワンピ(KINU)
みなさまさすがだなぁ。と思うのは、正直に欲しいものをちゃんとつくってるところです。

「売れなかったら、着たいです。あ、でも売れて欲しいのですけどね。」

「ご心配なく、、、売れちゃうと思いますよ。」

だいたい納品時に話している会話のパターン。


つくるひとと、お客さまの欲しいものが一緒である、シンプルな構造。


今回は長野県富士見町のストーブ生活さんへ納品と、


もしくは、、ちょっと12月16日、新しくご挨拶に行ってまいりますお店(長野県)へ
納品してまいります。
こちらも現地でとても評判のお店で、わくわくしてます。
おいていただくことになったら改めて、ご紹介させていただきます。


ブランのメンバーが集まると、

お菓子と、子供のお話と、おいしいお店の話、旅行の話、旦那さんの話。etc

夕暮れのおうちに橙の灯りがともって、温かい料理のにおいと「おかえり」の声。
そんな背景を想像しちゃいます。


師走、師走、


表情にでてないから、わかんないけど、母は強し。

はらがへってはいくさはできぬ。
明治カフェでココナツカレー
明治カフェランチもみんなで。
ちょこちょこメニューも変わるので、ぜひぜひ。


あと、女はつよし。
アキバコ at Naturalia 12/07
知り合いのアキさんjazzシンガー

初めて聞いたアキバコのライブは、かっこよかったー。
うろ覚え、なんですけど、電気椅子の歌。

好きな男を刺して裁判で「電気椅子送りにして、はやく」っていう歌。

遠い存在だからか、そういう気持ち新鮮。


アキさん、そういう気持ち、わかるのかなぁ。

そういう気持ちになりつつも、衝動を抑えるって事なのかなぁ。



って思うくらいの、感情こもってるパフォーマンス。




来年はそういう気持ちになるくらい頑張ります (?


ではではっ。

yumi

http://yumiozawa.com


2013年11月24日日曜日

年内出店のよてい

山梨と長野は、すっかり寒くなりました。

寒くなると見ちゃうのはやっぱりウールですー
キートップス
巻きスカート
巻きスカートはデニムの上でも巻けちゃうから、おすすめです。
腰、あたためたい。


昨日と今日(11/23-24)長野県富士見町で「くらしのデザイン」に出店させていただいたのですが、
お外は少し、、、寒かったです。
おいしかったね。

会場ではほっかほかの焼きたてやきいもをサービスしてくれていて、
私もいただきました。(写真は一緒に遊んでくれた少年)

でも家の中は薪ストーブでヘブンでした。
吹き抜けと薪ストーブ、グランドピアノもある素敵なショールームでした。

ほかの出店者さんも、手づくりや工芸品でレベルの高いものばかり。

ブランの部屋にもたくさんのお客さんがいらっしゃって下さいました。

お客さんと直接話が出来る大切な機会、
どんなものが必要なのか、聞いたり考えたり。

来春の企画から、もっと成長したブランを見せれるように!


お客様と関係者様とブランメンバーに大感謝です。


ひきつづき、ブランの秋冬ものは、


カフェ明治学校 さん

ストーブ生活富士見町 さん


に置かせていただきます。


また、12/6には長野県にて

「結~まある~」 というイベントに出店させていただきます。
また近くに詳しくおしらせいたします!
ブランのメンバーKINUさんのご紹介です。

KINUのブログ

オーガニックなものやつくりてのみえるものを中心とした出店だそうです。

ブランはオーガニックコットンのものを出させていただく予定です。


やわらかそうなものとか。。


ではでは、また。

Yumi


http://yumiozawa.com

2013年10月28日月曜日

秋冬のお知らせよてい

オープンアトリエにお出かけくださいましてありがとうございました
アトリエ
のんびりいろんな話ができて、とても楽しかったです。
お菓子もいろいろ。
持ってきてくださって、ありがとうございました。


次回行うときはもっと友達の家みたいに気軽に寄ってくださったらいいなと思います。

そして、
普段アトリエでは糸くずだらけの私が居たりいなかったりしますが、
ご連絡くださったら、オーダーの打ち合わせなども承ります。

また、

この秋ふゆは、
いろんな場所に出展させていただきます。
有機村マーケット
 昨日10/27には、有機村の軒下マーケットにRUTUCOさんが。
良い天気で気持ちよさそうでした。

カフェ明治学校


11/6まではカフェ明治学校にたくさん置いています。
11/9(予定)からはまた、ストーブ生活富士見町店さんに納品予定です。

また、長野エリアのインフォメーションですが、
富士見町店さんの近く、


黒カフェさんというところで11/23-24出店しております。
詳しくはストーブさんのサイトでご覧いただけます


山梨エリアとしては
11/18 まほう市 に出店いたします。
詳細は後ほどお知らせいたします。

主催のまじょりんのブログ



本人は最近、子供服やオーガニックコットンの企画などにたずさわっております。


また、
potoriさんでも、コラボさせていただきます。


ご報告できる日が楽しみです。

ではでは。

yumi

















2013年10月3日木曜日

アジア服パターンvol.2

アジアっぽいパターン研究、第2回め

左:サンプル 右:型抜き

「大好きで、着やすくって何年も着てたけど、汚れたり破けたりしてしまったの。」

と、左の服を見せてくれた方がいました。

いつもインスピレーションをくれる人で、ヒッピーの本を見せてくれたり、
自分の感覚をとても大事にしている人です。

大事にしていた服
お借りしたその服は本当に、くたくたでした。
シミがついてしまったところには刺繍がしてあったり。
愛されてるなぁ。

着やすいって何だろう。

人それぞれなんだろうけど、
動きを邪魔しなくて、精神状態ノーマルの自分に近い服。


パターンと説明
この服に関しては、
インドかどこかのお土産って言ってたかな、
多分暑い国だったと思います。

透けそうなくらいの綿、速乾、風の抜けるゆとり。
あと、ヨガしやすい。

5枚のパターンで上衣になるし、もしかしたらパターン使わないで直接、布を計って裁っちゃうのかな。

簡単ってことは自由度が高い、それが価値。 のパターン。

前あきタイプも

肩が痛くて、かぶって着る服が苦手ってよく聞くので
前あきもつくってみました。



ものをつくるときの、もしくは何か目標を達成させる際の、
中心にすえている大切なことが

ヨーロッパの洋服とアジアの服、宗教も違うように違う

ファッションって見た目だけど、
そんな性質だって、生活環境という氷山の一角


うんうん



ではでは



2013年9月23日月曜日

オープンアトリエ10/16-10/22

普段作業しているアトリエにて、オーダー受注会と展示会します。


秋冬展示のお知らせ
長野県、ストーブ生活富士見町店さんでの展示会も引き続き開催中です。

いつもアトリエでは縫製やパターンや打ち合わせなどしています。
糸くずをきれいにお掃除してお待ちしております^^

お子様連れでも、お一人さまでも、お茶だけでも、
どうぞお出かけくださいませ。
ぜひぜひ。

アトリエ:山梨県韮崎市藤井町北下条1681-1 A101
Mail: info@yumiozawa.com

駐車場は建物向かいになります。
ご心配な方は先にご連絡くださいませ。

よろしくおねがいしますっ。

2013年9月19日木曜日

民族服からのパターン

つくる手間と布の無駄がなく体型による制約のできるだけない「ふく」
カレン族の上衣 セー
民族衣装、民族服 昔の衣服
無駄はなく、その形で在る理由だけがあるもの

いまどきは情報がたくさんで、
私の頭じゃすべての繋がりをきれいにまとめられませんので、
意図的にしらないふりをして、静かにおちついて、
なにかのサブリミナルで、欲しい気がする(つくりたい気がする)もの の ノイズをなくし。

精神と体の効率性を高める(動きやすさ、すごしやすさ)
環境と流通(もののつくられ方、売られ方)
身の回りのひとの幸せと社会経済(雇用、消費)
たいせつなことを見つける方法、
変化していく所じゃなくて、そのうねりのなかで変わらないものを見ていること。
たまに思い出して、そうだそうだと。
カレン族からの貫頭衣
かんたん むだなし だれでも着れる
やっぱすごい。昔の人。ノイズゼロ。
裁断、長方形4枚です。
手縫いできます。
手ぬぐい幅、着物反物幅、入ります。 写真の布は帯みたいなものです。
古布の貫頭衣
この形が貫頭衣で、
ひとが身に着けるものの形のカテゴリの中のひとつです。
Wikipediaでは5つ紹介されていました。

初心にかえる 

ひとと服の関係、わたしなりに理解していく長い旅です。


この、「セー」のシリーズは古布でつくるやもしれません。
いろとりどり。

ではではまた。
yumi